【剣盾S26最終1834(879位)&1828(970位)】壁ゼルネアス&奇襲ラグドラパ
ユキヒロと申します。S26お疲れさまでした。
今回最終3桁でシーズンを終えることができましたので使用構築について記していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
【使用構築】
【結果】
TN:ユキヒロ 最終1834(879位)
TN:ムーン 最終1828(970位)
【構築のコンセプト】
ジオコントロールを積めば圧倒的な制圧力を誇るゼルネアスを軸にサポートと奇襲性能が高いポケモンを添えてこちらのペースで試合を進めれる構築を目指しました。
【構築完成まで】
ゼルネアスを使用する動きとしては壁を貼ってからジオコントロールを積んでいくのが強いので壁役+ゼルネアスを基本として考えました。壁役としては壁ターンを長く活用したいので自主退場のできるクレッフィを採用としました。
またゼルネアスが不利なザシアンに対する抑止力としてスカーフメタモンも自然に採用が決まりました。
ゼルネアスが苦手なポケモンを見れるダイマックス要員が欲しいと考え、当初はザシアンと日食ネクロズマに強めなエースバーンやガブリアスを試用していましたが、ランドロスを投げられることが多く運用が難しいと感じたため使用を断念しました。
ランドロスはクレッフィの前でも剣舞を積まれ放題だったので確実な対策が必要と感じました。
先発で対面しやすいザシアンやランドロスに打点があり、先発に出しても違和感のないポケモンを探していたところ、フルアタ型ラグラージに辿り着き、初手ダイマックス要員として採用しました。ダイマラグラージであれば先発でザシアン、ランドロスと対面しても想定外の火力と耐久力で相手に負荷をかけれます。
ゼルネアスのもう1体の天敵である日食ネクロズマはラグラージでは起点にされてしまうので、受け駒としてテッカグヤを採用しました。ラグラージとの相性が良いのと受け構築にも対応できて2体でサイクルを回せるのも強かったと思います。
ここまでの5体できつかったのが壁を破壊する技(かわらわり、サイコファング)を持った日食ネクロズマ、ドリュウズ、ウオノラゴンだったのでこれらに対して鬼火、電磁波でデバフを付与できるドラパルトを採用して構築の完成としました。
【個体紹介】
ゼルネアス
特性:フェアリーオーラ
性格:ひかえめ
持物:パワフルハーブ
実数値:207(44)-×133(140)-200(244)-119(4)-129(76)
ドレインキッス 10万ボルト 気合玉 ジオコントロール
調整意図
HB 壁下でザシアンの巨獣斬+電光石火を2回とも最高乱数以外を耐える
C できるだけ高く
D あまり
S 準速ウオノラゴン抜き抜き
壁下でジオコントロールを積み全てを貫いていく構築のエース。
回復技のドレインキッス、カイオーガへの打点として10万ボルト、ナットレイ、ヒードランへの打点として気合玉、積み技のジオコントロールで完結しています。
壁下でのドレインキッスで充分な体力を残したまま突破していく動きが特に強かったです。
調整についてはこちらの記事のゼルネアスのものをそのまま使わせていただきました。
1ケ月の間に3回もザシアンの巨獣斬+電光石火をHP1で耐えて勝利へ導いてくれた素晴らしい調整でした。
クレッフィ
特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい
持物:ひかりのねんど
実数値:164(252)-×-157(252)-86-107-96(4)
てっていこうせん リフレクター 電磁波 光の壁
調整意図
HB 壁下でホウオウの特化球ダイバーンを確定耐え
サポート壁貼り要員。壁+電磁波を撒き、てっていこうせんで自主退場するまでが仕事。電磁波で相手が麻痺したら両壁を貼れるチャンスです。
C個体値が低いのは今気づきましたw
ラグラージ
特性:げきりゅう
性格:ゆうかん
持物:とつげきチョッキ
実数値:207(252)-178(252)-110-×-111(4)-58
調整意図
HAぶっぱ
臆病カイオーガの雨下での潮吹き(37.6-44.4% ラグラージがダイマックス時)
S カバルドン意識で最遅
先発ダイマックス要員として採用しました。相手視点では起点作成役に見えてラムの実持ちランドロス、化身ボルトロス、カプ・コケコ等の挑発やくさむすび持ちやあくびを入れられる前に1発殴っておこうとするザシアンを呼ぶため、そこにダイマックスの高火力が刺さります。
先発カイオーガとも対面して潮吹きをたくさん打たれましたが、ダイアース→ダイアイスと打つことでダイアースをスカそうとして出てくるサンダーにもいいダメージが入り相手のパーティを半壊させました。
メタモン
特性:かわりもの
性格:しんちょう
持物:こだわりスカーフ
実数値:155(252)-68-68-58-73-68
変身
その辺のレイドで捕まえたやつなので特筆すべきことはありませんが、ザシアンをコピーしてもちゃんと対策できている人ばかりでした。みんな凄い!
変えるとしたら、この枠をザシアンと日食ネクロズマに強いポケモンにするべきだったと思います。
テッカグヤ
特性:ビーストブースト
性格:ずぶとい
持物:たべのこし
実数値:204(252)-×-165(212)-127-121-87(44)
火炎放射 やどりぎのタネ まもる みがわり
調整意図
H 地球投げでみがわりが割れないようぶっぱ
B 特化ザシアンの巨獣斬 残飯回復込みで確定4発(30.8-36.2%)
S ミラーで上からみがわりしたいのでなるだけ速く
日食ネクロズマ、受け構築の相手をするミスTOD。最終日直前の深夜に味方3体のHPが満タンでTODを成功させたときは恐ろしいハメ性能を感じました。
竜舞を積んでくる日食ネクロズマに対してどれだけみがわりを維持できるかが重要なので、ダイマックス技やロックブラストでみがわりが割られると思ったら積まれてもいいので連続でみがわりを選択します。こんな事ばかりしてるからTODにしかならないんだよな…
ドラパルト
特性:すりぬけ
性格:おくびょう
持物:きあいのタスキ
実数値:163-×-96(4)-152(252)-95-213(252)
たたりめ 鬼火 電磁波 光の壁
クレッフィが選出できない場合の壁役&サブアタッカーとして最後に採用しました。
困った時に先発で投げても鬼火か電磁波を選択でき、タスキによる行動保障もあるのでなんらかの仕事をしてくれます。
地味な役割ですがウオノラゴンの選出を抑制したり、黒バドレックスに対して電磁波→たたりめ、天然ヌオーに対して鬼火→たたりめでこの構築で重めの相手とも打ち合えるので、命中不安を差し引いても採用して正解でした。
【選出・立ち回り】
ザシアン軸
ラグラージのダイマックスで負荷をかけつつゼルネアスで1~2体持っていきメタモンでザシアンをコピーして詰めるのが理想ですが、メタモンを意識されたポケモンを残された場合は負けになります。
一応ゼルネアスでもエレキフィールド下の+2ダイサンダーであればH252ザシアンでも68.7%の乱数1発なので可能な限り狙っていきます。
相手の先発もカイオーガが多いのでラグラージを合わせて潮吹きを受けつつ、ダイアース→ダイアイスと打って裏のサンダーに備えます。
たべのこし以外のナットレイが出てきた場合はヨプの実持ちが多いので、ラグラージでかわらわりを打って木の実の有無を確認しておきます。
ラグラージが倒されたらクレッフィの壁からゼルネアスでジオコントロールを積んで全抜きを狙いますが、相手のラストはナットレイが多いので最後は気合玉が当たるかどうかの運ゲになります。
メタモンの場合は壁下で耐久を確保して対応できますが、ヌケニンに対してはゼルネアスが打点が持っていないので必然的にドラパルトとテッカグヤの選出を強要されます。ドラパルトの電磁波を当ててペースを握りたいところです。
両方いない場合はイベルタルが先発で出てくる場合が多いのでラグラージで削って引かせて、再度出てきたときにはジオコントロールを積んだゼルネアスと対面させて処理します。
日食ネクロズマ軸
ラグラージで荒らしてテッカグヤで詰める。ほぼTODになります。
ムゲンダイナ軸
ムゲンダイナの先発が多いのでドラパルトを合わせて電磁波を撒いていきます。
ゼルネアスで全抜きできそうならクレッフィ、ラッキーやヌオーがいればテッカグヤで対応して、TODを意識できるタイミングでジオコントロールを積んで相手を削りにいきます。
【重いポケモン】
サンダー+ザシアンor日食ネクロズマ
サンダーの初手ダイマでダイジェットを積まれてザシアンor瞑想型の日ネクにバトンタッチされるだけで試合が終わります。バトン構築に限ってヌオーとラッキーも構築に入っており、こちらがテッカグヤを選出している場合が多いのも苦しいところです。
ラッキー
ダイフェアリー→ダイサンダー→ダイフェアリーと打って状態異常を1ターンでも長く防いでから2回目、3回目のジオコントロールを積んで気合玉で無理矢理突破します(泥仕合その1)
うたうで眠らされてメタモンに引かれたら降参ボタンの出番です。
壁のない状態か相手にダイマックス権があるとドレインキッスでも回復が追い付かないため、そのまま試合が終わります。
相手がラス1であればゼルネアスとの打ち合いでメタモンのPPを消耗させて、さらに裏のテッカグヤのまもるも絡めてPPを枯らしに行きます(泥仕合その2)
自分でグラードンを使ってる時はゼルネアスは激重たかったのですが、立場が逆転したら何故か1回も勝てずに全グラードン使いにシバかれたw
【あとがき】
2回目の最終3桁を達成することができたのが、1回だけのまぐれじゃなくってよかったーというのがシーズンを終えての正直な感想です。
竜王戦ルール2回目の3ヶ月目でようやく自分なりの結果が出せたので環境に刺さった構築にたどり着くのは本当に時間がかかるなあと感じました。毎月上位に行ってる方には本当に脱帽です。
次は禁伝2体の魔境ルールですが、S26が終わるまで封印してあったアルセウスをしばらく楽しんだらランクマに戻ってくる予定です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【データ類】
今回もぽけっとふぁんくしょん様の対戦履歴を活用して分析に使いましたので付表を載せておきます。
自分のパーティに記事に含まれていないシルヴァディがいますが、1/7-8頃に前期1位の方のレンタルと思われるホウオウランドに何回も当たったためスポットで採用しました。
1/10頃にはレンタル構築をまったく見かけなくなり、シルヴァディも構築から外れましたがカスタマイズ性が高く可能性を感じるポケモンでした。