【剣盾S27最終1828(887位)】上振れ疑惑のゼルネクロ
ユキヒロと申します。S27お疲れさまでした。
今回最終3桁でシーズンを終えることができましたので使用構築について記していきます。調整のつもりで回していたのが上振れしたと思われるので記事の内容的には物足りない部分もあるかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。
【使用構築】
【結果】
TN:ムーン 最終1828(887位) 25勝4敗
TN:ユキヒロ 最終1759(1616位) 33勝16敗
【構築のコンセプト】
S26で使用していたゼルネアスの使用感が良く、禁止伝説2体目としてゼルネアスと相性の良い日食ネクロズマを採用できる事で、伝説ポケモン2体による積みリレー構築を目指しました。
【構築完成まで】
当初はクレッフィで壁を貼ってから有利対面で伝説ポケモンが積んでいく動きが強いだろうと考えていましたが、実際に動かしてみるとこちらが壁を貼っている間に相手の伝説ポケモンもみがわりや積み技で場を整えられてしまい壁を貼っているターンを無駄にしていると考えました。
また日食ネクロズマが加わることでクレッフィ、テッカグヤと合わせて鋼タイプが3体になり弱点が被ることが懸念されたので、クレッフィの使用をあきらめて起点作りはドラパルトのみとしました。
次にシーズンが始まる前からカイオーガ+ザシアンの並びが強いとされていたので、これらに強めなレジエレキとスカーフメタモンのどちらを採用するか比較していましたが、ランドロスをはじめとする地面タイプがどの構築にも入っていてレジエレキが選出しにくいのと、ホウオウ、イベルタルにダイジェットを2回積まれてからレジエレキを出しても相手に上を取られていて相手の全抜きを許してしまう事が頻発したため汎用性の高いスカーフメタモンのままとして構築の完成としました。
S26からの変更点としては IN:日食ネクロズマ OUT:クレッフィとなります。(調整についてはS26のものを継続して使用)
【個体紹介】
ゼルネアス
特性:フェアリーオーラ
性格:ひかえめ
持物:パワフルハーブ
実数値:207(44)-×133(140)-200(244)-119(4)-129(76)
ドレインキッス 10万ボルト 気合玉 ジオコントロール
構築のエース。おもに2番手に登場して削った特殊相手を前にジオコントロールを積んで負荷をかけていきます。一回積めば試合が決まってしまうことも多くありました。
試運転なので調整は前期のまま使用しましたが、今回は壁展開ではなくダイマックスしたカイオーガの前で上を取ってジオコントロールを積みたかった場面も見られたのでSラインは特に検討の余地があると考えます。
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)
特性:プリズムアーマー
性格:わんぱく
持物:ラムのみ
実数値:204(252)-178(4)-177(108)-×-129-115(140)
構築のエース。ザシアン、ヌケニン、メタモンが厳しいと感じていたため、これらに対抗できる要素がすべて揃っている伝説ポケモンとして採用しました。
調整については前期1位のくろこさんのものを試験的に使用してSライン、技構成・努力値を見直していく予定でしたが、サイコファングとロックブラストは選択かな?程度で耐久も火力も申し分ありませんでした。
ラグラージ
特性:げきりゅう
性格:ゆうかん
持物:とつげきチョッキ
実数値:207(252)-178(252)-110-×-111(4)-58
調整意図
HAぶっぱ
臆病カイオーガの雨下での潮吹き(37.6-44.4% ラグラージがダイマックス時)
S カバルドン意識で最遅
先発ダイマックス要員として活躍しました。起点作りと誤認される場合が多く、潮吹き狙いのカイオーガやラムのみ持ちランドロスを呼ぶのでダイマックスが刺さります。
また技範囲が広く選出画面を見て効果抜群を取れる並びが多いので先発での出し負けが少ないポケモンだとあらためて思いました。
メタモン
特性:かわりもの
性格:しんちょう
持物:こだわりスカーフ
実数値:155(252)-68-68-58-73-68
変身
ザシアン・黒バドレックスのピンポイントメタで採用しています。
ゼルネアスがザシアンに倒されてからの切り返しが優秀でした。
テッカグヤ
特性:ビーストブースト
性格:ずぶとい
持物:たべのこし
実数値:204(252)-×-165(212)-127-121-87(44)
火炎放射 やどりぎのタネ まもる みがわり
調整意図
H 地球投げでみがわりが割れないようぶっぱ
B 特化ザシアンの巨獣斬 残飯回復込みで確定4発(30.8-36.2%)
S ミラーで上からみがわりしたいのでなるだけ速く
主に日食ネクロズマ、カミツルギ、ドリュウズ 、ゴリランダーを担当するポケモン。ドラパルト、ラグラージと組んでサイクルを回すこともできるのでやどりぎを入れてからまもるで相手の技を見てから引く動きも無難に強かったです。
ドラパルト
特性:すりぬけ
性格:おくびょう
持物:きあいのタスキ
実数値:163-×-96(4)-152(252)-95-213(252)
たたりめ 鬼火 電磁波 光の壁
クレッフィが抜けたことにより起点作り全般を担当しています。
デバフを嫌って交代でスカそうとしてくる相手に対して鬼火、電磁波を打ち分けて居座り続ける動きが強力でした。
前シーズンでは鬼火・電磁波を外すと負けに直結という展開がありましたが、後発の伝説ポケモンが物理特殊それぞれに秀でており、切り返しが間に合う場合も多いのでドラパルトだけでも充分に起点作りの役割を果たしてくれました。
【選出・立ち回り】
ザシアン+カイオーガ
ラグラージの初手ダイマックスが出し負けしにくい場合が多いので積極的に選出します。先発の確率の高いカイオーガをラグラージで処理できたら、後発のポケモンで押し切る動きが取りやすくなります。
上手い人に見られる後発のカイオーガについてはS27では当たらなかったのですが、
受け出しもできないので今後の課題となっています。
相手の先発はイベルタルが多いのでラグラージでダイアイス、またはドラパルトの電磁波でペースをつかみます。日食ネクロズマは必ず選出されるので出てくる前に数的有利かHPのアドバンテージを取るのを目指し、出てきたらテッカグヤに引いてTOD狙いに切り替えます。
ジガルデ軸
先発で出てくるミミッキュにドラパルトを合わせて相手のスカーフトリックを受けつつ電磁波を打ってから日食ネクロズマに引き、メテオドライブで麻痺したミミッキュに負荷をかけます。
相手の3体目はヌケニンが多いですが、味方全員がヌケニンに打点を持っているので選出された場合は有利に試合を運べます。
ジガルデ自体はとぐろを巻かないと火力が出ないので日食ネクロズマが竜の舞を積む事ができたならダイスチルを積んでゴリ押しする事も一応は可能です。
【重いポケモン】
ホウオウ
再生力によってサイクルを回されダイジェット→ダイバーン→ダイバーンで最悪の場合は3体とも倒されてしまいます。ジオコントロールを積んだゼルネアスと対面させてダイサンダー、または竜の舞を積んだ日食ネクロズマのダイサイコでの処理を狙います。
後発に出てくる場合が特に厳しくゼルネアスが倒されると、日食ネクロズマがダイマックスして無理矢理突破するしかなくなります。雨により朝の陽射しの回復量が減ることも地味に厳しいところです。
【あとがき】
3回目の最終3桁を達成することができましたが、今回はマッチングがハイパー上振れに恵まれており、試運転が結論だった?と勘違いしてしまう珍しい展開でした。
驚異的な勝率だったので、3/4(金)に強者しかいない某仲間大会に参加してみましたが、トラウマになりそうなレベルで負けてきたので環境に対する知識や構築を使う練度はまだまだ足りていないと思っています。
単なる上振れで構築記事を残すべきかも悩みましたが、伝説2体環境も始まったばかりで環境もコロコロ変わると思い、また自分の足跡を残しておきたいという考えもあって記事を書かせていただきました。
シリーズ12のルールはまだ6ヶ月間もあるので残りの期間も自分のペースで楽しんでいきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。