【剣盾S33最終1831(588位)&1822(674位)】怒りのサイクル de ゼルネクロ
ユキヒロと申します。S33お疲れさまでした。
今回最終3桁でシーズンを終えることができましたので使用構築について記していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
【使用構築】
【結果】
TN:ムーン 最終1831(588位) 92勝66敗
TN:ユキヒロ 最終1822(674位) 84勝65敗
【構築のコンセプト】
S30に使用していたゼルネアス+日食ネクロズマをベースとしてサイクル戦を仕掛けれるポケモンを添えて、相手のコンセプトを見極めて対応することを目指しました
構築名はカプ・レヒレで自然の怒りをばら撒きながら、日食ネクロズマを中心にサイクルを回す動きから名付けました
【構築完成まで】
S31,32でイベルタル+ザシアンを使用していましたが煮詰める事ができなかったため、S30で使用して使い慣れている【剣盾S30最終1815(982位)】No More 麻痺バグ de ゼルネクロ - Re:45歳から始めるポケモン生活 (hatenablog.com)を再び使用することにしました
S30で対戦している時にゼルネクロはナットレイで簡単に止められてしまう事が分かっていたのとナットレイと組まれることが多いホウオウにゼルネアスを受け切られてしまう事が多かったため、ホウオウナットの並びに強いポケモンを探す事から始めました
相手視点で分からないナットレイ対策として草シルヴァディ、草食ジジーロン、身代わりビルドレインウーラオスを試してみましたが、いずれもザシアンを後投げされて簡単に処理されてしまったため、ナットレイ対策より先にザシアンに対しての引き先を用意してサイクル戦を行う必要があると判断し、日食ネクロズマの型をAS球竜舞型→HBゴツメ型に変更しました
日食ネクロズマの持ち物をゴツゴツメットにしたことで構築全体で火力が落ちるため、命の球アタッカーが欲しいと考えてサンダー、エースバーンを試していましたが環境に多いポケモンはしっかりと対策もされており打開策とはなりませんでした
トライを繰り返すうちに対戦データが集まってきて、どの禁伝に不利かを確認したところ、なんと環境トップの黒バドレックス+ザシアンに対して16%(6勝30敗)、サンダーにも16%(3勝15敗)で大きく負け越している事が発覚したため、球アタッカーの採用を見送ってこれらの特殊アタッカーに強いバンギラス(HCねむカゴ)を試用しました
しかし耐久より火力を優先したため黒バド+サンダーに役割集中されて突破されたので調整を検討したところ持ち物を突撃チョッキにすれば複数回アストラルビットに受け出せる事が確認できたため、ホウオウナットレイの並びにも打点を持てるバンギラスを正式に採用として構築の完成としました
【個体紹介】
ゼルネアス
特性:フェアリーオーラ
性格:ずぶとい
持物:パワフルハーブ
実数値:219(140)-×-157(220)-159(60)-119(4)-130(84)
ムーンフォース ドレインキッス ラスターカノン ジオコントロール
調整意図
HB 特化ザシアンの+1巨獣斬(77.6-93.1%)+1電光石火(5.2-6.3%)をB+1で確定耐え
C ステロ込み+2ダイフェアリーで非ダイマコピーメタモンを乱数1発(75%)
D コピーメタモンの+2ムーンフォース 43.8-52.0%(乱数2発 12.1%)
S30に使用していたものと同じ調整になります
ジオコントロールを積んだ状態で体力MAXの状態ならばザシアンを返り討ちにしたり、剣の舞を積んでいないランドロスのダイマックスを非ダイマックス状態で凌いだりとポテンシャルの高さを再認識しました
ジオコントロールを積めば構築単位でゼルネアス対策ができているか?というフェーズに移行して相手のプレイングスキルを無視できるのもゼルネアスの魅力だと思います
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)
特性:プリズムアーマー
性格:わんぱく
持物:ゴツゴツメット
実数値:204(252)-177-196(252)-×-129-98(4)
調整意図
HB特化
特化ザシアンの+1巨獣斬(25.9-30.8%)
HSザシアンの+3巨獣斬(33.3-39.7%)
HSザシアンの+3インファイト(53.4-63.2%)
S 余り
ザシアンへの安定した引き先として物理防御特化に調整を変更しました
耐久に特化したことでメタモンやミラーにも強く出れます
技はメインウェポンのメテオドライブ、日食ネクロズマミラーでの打点としての地震、遂行速度を上げるための剣の舞、サイクルを回すための朝の陽射しとしました
日食ネクロズマミラーでも先にダイスチルを積み切ることで竜舞型にも勝てるようになるため高耐久ポケモンが高速回復技を持つと突破手段も限られてくると感じました
ランドロス(霊獣)
特性:いかく
性格:ようき
持物:きあいのタスキ
実数値:167(20)-180(116)-125(116)-×-101(4)-157(252)
地ならし 岩石封じ 自爆 ステルスロック
S30に使用していたものと同じ調整になります
カイオーガ入りに出してSラインの確認をしてゼルネアスが上からジオコントロールを積める状況を作る、ホウオウ、ヌケニン入りの構築にステルスロックを撒いておく役割を担います
役割が決まっているので先発として扱いやすいポケモンでした
カプ・レヒレ
特性:ミストメイカー
性格:ずぶとい
持物:たべのこし
実数値:177(252)-×-183(252)-115-150-105
ムーンフォース 渦潮 自然の怒り 挑発
調整意図
HBぶっぱ
HB 特化ザシアンの+1巨獣斬(64.4-76.2%)
S30に使用していたものと同じ調整になります
ゼルネアスや日食ネクロズマが呼ぶラッキー、ハピナス、ヌオー、エアームド、ポリゴン2などの受けポケモンに明確に強いポケモン
苦手としているナットレイも対面からだとパワーウィップがなければ後続の圏内に押し込め、あわよくば突破できるのでやどりぎの種をうたせずに強気に動かせます
受けポケモンを突破したり自然の怒りをばら撒いてサイクルを回すだけでも充分強かったですが、何よりも状態異常による下振れを防いでくれた事が強かったと思います
ガオガエン
特性:いかく
性格:なまいき
持物:あつぞこブーツ
実数値:201(244)-×-132(172)-100-134(92)-58
嫉妬の炎 バークアウト 鬼火 捨てゼリフ
調整意図
B 特化ザシアンのインファイト威嚇込みで確定耐え 83.5-98.5%
特化日食ネクロズマの球ダイアース 80.0-94.5%
D 臆病 黒バドレックスのアストラルビット 26.8-32.3%(確定4発)
S 最遅
S30に使用していたものと同じ調整になります
バンギラス採用後は選出機会が減りましたが、他のポケモンに変えることで相手の選出パターンが変わるのを避けるため、汎用クッション枠として採用を継続しました
バンギラス
特性:すなおこし
性格:れいせい
持物:とつげきチョッキ
実数値:207(252)-154-130-161(252)-120-73(4)
調整意図
HCぶっぱ、あまりS
A 無振りホウオウにロックブラストで83.9-265.1%
C HD特化ナットレイに大文字で75.1-88.3%
D (砂下)特化黒バドレックスのアストラルビット 14.4-17.3%(乱数6発)
(砂下)特化球サンダーのダイサンダー(威力140)36.2-43.4%(確定3発)
本構築の苦手な部分を一手に引き受けてくれた救世主ポケモン
黒バドレックス、ホウオウ、ナットレイ、サンダーだけでなく、バンギラスに後投げされやすいジガルデやランドロスにも打点があるので悠長に積んでいるところにダイマックス技を当てていき、一気に数的有利を取ることが可能になります
ミストフィールド下のバンギラスは純粋に数値と技の相性を押しつけることができて強かったと思います
【選出・立ち回り】
サイクルを回しながら相手の型を判断して、後発でダイマックスを通していく動きがメインになります
本構築の狙いは大きく分けて以下のようになります
①日食ネクロズマをメインにサイクルを回して相手を削っていく
②カプ・レヒレを相手の受けポケモンと対面させて自然の怒りで負荷をかけていく
③ゼルネアスがジオコントロールを積んで抜いていく
④ガオガエンで相手にデバフを付与しつつ、こちらが積んでいく
ザシアン+黒バドレックス
先発カプ・レヒレがザシアンと対面しても1回は何でも耐えるので、自然の怒りで削ってから日食ネクロズマに引くことでゴツメダメージと合わせて大ダメージを与えておきます
ザシアンがカプ・レヒレ対面で剣の舞を積んだ場合は+3巨獣斬を日食ネクロズマで受けることになりますが、この場合は次のインファイトが受からない可能性があるのでダイマックスを使用してザシアンを処理します
バンギラスは黒バドレックスに受け出しが安定しており、さらに広い技範囲で交代先にも打点を持てるので有利なサイクルを展開できます
ザシアン+イベルタル
伝説の相性は有利ですが、サンダーやガマゲロゲの初手ダイマックスで壊滅する場合もあるので取り巻きを含めた選出じゃんけんになります
ゼルネアスがジオコントロールを積むことで試合がほぼ決まりますが、相手もそれは分かっているためゼルネアスの体力と相談でダイマックスをどのポケモンに使うかを決めることになります
ザシアン+カイオーガ
本構築はカイオーガに一貫を取られているので、先発カイオーガの確率がかなり高くなっています(先発率:20/31で64%)
これはランドロスを先発に出してS操作を行えばゼルネアスがカイオーガの前で上からジオコントロールを積めるということ意味しているので積極的に狙います
ゼルネアスがジオコントロールを積む時に攻撃を受けた場合は無理にダイマックスせずに後続のポケモンにダイマックスを使用します
ムゲンダイナ+ホウオウ
先発ランドロスorカプ・レヒレ+日食ネクロズマ+ゼルネアスorバンギラス
状態異常を絡めた受け構築が多いのでカプ・レヒレを選出します
相手にヌケニンがいる場合は打点がないゼルネアスよりもバンギラスを優先します
【重いポケモン】
ランドロス(霊獣)
命の球持ちで剣の舞を積まれると相手のダイマックスを凌ぐのが困難のため、ガオガエンやランドロスを選出していないと4ターンで試合が終わります
全体を通して6回しか対戦していないため何をしてくるかサッパリ分かりませんでした
上手い人ばかりだったので一方的にボコボコにされた
威嚇無効で高い攻撃力、速いS、広い技範囲の初手ダイマックスで一方的にボコボコにされた
ギミック展開構築
バトンやおきみやげを駆使して積まれたり、トリックルームされると止める術がありません
【あとがき】
5回目の最終3桁を達成することができましたが、禁伝2体のラストシーズンは何としてでも3桁で終わりたい!と思っていたところ最高順位も更新できてうれしい限りです
今回は全試合メモを取ってデータとしてまとめていたので、自分でも驚くほど黒バドに負けていたことに気づけたため手遅れにならずに済んだと思います
SVの発売まであと2カ月ほどと剣盾で対戦できるのも少しとなりましたが、もちろん残りの期間も楽しんでいきたいと思います
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【データ類】
今シーズンの対戦履歴をぽけっとふぁんくしょん様の対戦ログ機能と伝説ポケモンの組み合わせの勝敗表を作成して分析に使いましたので後日振り返れるように付表を載せておきます。