【剣盾S35最終1784(807位)】No Shuckle,No life!
ユキヒロと申します。S35お疲れさまでした。
今回最終3桁でシーズンを終えることができましたので使用構築について記していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
【使用構築】
【結果】
TN:ユキヒロ 最終1784(807位) 128勝108敗
【構築のコンセプト】
伝説ポケモン同士の殴り合いで選出択になることが多いため、ツボツボを先発に置いて起点作りを行い再現性を持たせる事を目指しました
構築名についてはツボツボ(英語名:Shuckle)がいなければ今回の結果は考えられなかったという意味合いで名付けました
【構築完成まで】
S34に命の球竜舞ホワイトキュレム(以下キュレムと表記します)に全抜きされた事があり、キュレムの抜き性能に魅力を感じて構築を組み始めました
キュレムの足りない素早さを補うため、ねばねばネットを撒く事で抜き性能を最大限に引き出せるだろうと考えて相方に行動保障のあるツボツボを選択しました
次にツボツボが構築にいると挑発持ちの黒バドレックス、ザシアンを強烈に呼ぶのでバドザシに切り返せるこだわりスカーフマーシャドーを採用し、保管枠としてイベルタル、カイオーガ等を入れ替えながらR1700までは順調に勝てていましたが、中盤以降はキュレムで勝ち切るのが難しくなってきたので構築を見直すことにしました
ここまでで分かった問題点としては、、、
・マーシャドーではコスモパワームゲンダイナの処理が困難
そこでディアルガのダイマックスを枯らす事ができ、積まれたムゲンダイナも仕切り直せるポケモンとして電磁波吹き飛ばし持ちルギアを採用しました
次にアタッカーをキュレムからゼルネアス、日食ネクロズマの2体体制に変更して、最後に先発のバドザシと打ち合えて麻痺を撒ける襷ジガルデを採用して大きな問題がなかったため構築の完成としました
【個体紹介】
ツボツボ
特性:がんじょう
性格:なまいき
持物:メンタルハーブ
実数値:127(252)-30-266(124)-×-293(132)-9
調整意図
H ぶっぱ
B 陽気グラードンの断崖の剣 40.9-49.6% 確定3発
D 臆病黒バドレックスのアストラルビット 40.1-48.0% 確定3発
特化球イベルタルの悪の波動 43.3-50.3% 乱数2発 (0.3%)
S 最遅(ナットレイのジャイロボール意識)
構築の始点、ねばねばネットとステルスロックを採用し、黒バドレックスの気合のタスキを潰すためのはたきおとす、ザシアンのみがわり、ムゲンダイナのコスモパワーで起点にされることを防ぐためのアンコールで完結しています
黒バドレックスが先発に出てきて挑発をされる場合が非常に多いため持ち物はメンタルハーブとしました
ツボツボを使用する事で相手の選出が偏るためこちらも選出を固定しやすくなると感じました
マーシャドー
特性:テクニシャン
性格:いじっぱり
持物:こだわりスカーフ
実数値:173(60)-178(132)-113(100)-×-111(4)-172(212)
調整意図
HB 陽気球ゼクロムのダブルウイング 84.3-99.4%(確定2発)
特化ザシアンの巨獣斬 71.0-83.8%(確定2発)
A +1シャドースチールでH199ザシアンに51.2-60.3%(確定2発)
S 準速エースバーン抜き
黒バドレックス、ザシアンに対して強いポケモンとして採用しました
気合のタスキをジガルデに渡したためこだわりスカーフを持たせましたが、スカーフの使用率が全体の3%以下で読まれにくかったと思います
バドザシにツボツボが倒された後に死に出しからのシャドースチールでほぼ確実に切り返せることがスカーフの強みだと思いました(ザシアンはほぼ巨獣斬を打ってきますが2回だけじゃれつくで倒されました)
ネットを撒いておくことでゼクロムに積まれてもシャドースチールで切り返す事ができるので他に替えの利かないポケモンでした
ルギア
特性:マルチスケイル
性格:ずぶとい
持物:ゴツゴツメット
実数値:209(220)-×-191(188)-110-174-143(100)
冷凍ビーム 吹き飛ばし 電磁波 自己再生
調整意図
B 特化ザシアンの+1ワイルドボルトをステルスロック込みで確定耐え 87.0-98.5%
S 準速ディアルガ抜き
みがわり持ちのザシアンやホウオウ、コスモパワームゲンダイナ等に対して吹き飛ばしで仕切り直しをするために採用しました
当初はノーウエポンでみがわりを採用していましたが、ツボツボが挑発持ちを呼びやすいこともあり冷凍ビームへ変更しました
キュレムを使用していた時にディアルガが重かったのでSラインを高めにしましたが、ルギアミラーでも上を取られたことはなかったのでよかったと思います
ゼルネアス
特性:フェアリーオーラ
性格:ずぶとい
持物:パワフルハーブ
実数値:219(140)-×-157(220)-159(60)-119(4)-130(84)
ムーンフォース ドレインキッス ラスターカノン ジオコントロール
調整意図
HB 特化ザシアンの+1巨獣斬(77.6-93.1%)+1電光石火(5.2-6.3%)をB+1で確定耐え
C ステロ込み+2ダイフェアリーで非ダイマコピーメタモンを乱数1発(75%)
D コピーメタモンの+2ムーンフォース 43.8-52.0%(乱数2発 12.1%)
構築のエース。物理方面に厚いのでイベルタルに特に強く、ジオコントロールを積んでいるターンにダイマ中のイベルタルが即引きしてザシアンがわざわざ出てくるといったこともあったので、ザシアンに勝てる型で構築に忍ばせておいて良かったと思いました
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)
特性:プリズムアーマー
性格:いじっぱり
持物:いのちのたま
実数値:181(68)-220(180)-148(4)-×-130(4)-129(252)
調整意図
H 余り
A +1ダイロックで無振りダイマイベルタルに91.2-107.4%
(乱数1発43.7% 球ダメージ+砂ダメージでほぼ相打ち以上に持ち込める)
BD 端数
S 準速(ミラー意識)
構築のエース。地震はミラーやカイオーガ、ロックブラストはホウオウ、イベルタル意識で採用しています
滅多に決まりませんがネットを撒いてあると竜舞1回で黒バドレックスを抜いて上からダイアースが打てるので勝負の決め手となるムーブになります
ジガルデ(50%フォルム)
特性:スワームチェンジ
性格:ようき
持物:きあいのタスキ
実数値:183-152(252)-141-×-115-161(252)
サウザンアロー スケイルショット 蛇睨み 竜の舞
調整意図
ASぶっぱ、端数振り忘れ
先発麻痺巻き役として採用しましたが、自分で起点を作って積んでいく動きが強力で麻痺バグが絡むと無償で1体持っていく事もありました(対戦相手の方スマン)
ツボツボと合わせて速い挑発持ちを呼ぶため、ジガルデが素早さを上げて暴れていく動きがよく決まりました
しかし最終日近くは対策のきついポケモンによくあたり、蛇睨みを入れてもグラードンにビルドアップを積まれる、カイオーガに凍える風を打たれて麻痺だけ入れて倒されることも多かったため、この枠は諸説あったと感じました
ホワイトキュレム
特性:ターボブレイズ
性格:むじゃき
持物:いのちのたま
実数値:201(4)-140-110-222(252)-108-161(252)
吹雪 逆鱗 大地の力 竜の舞
調整意図
CSぶっぱ
A +1ダイドラグーンで無振りカイオーガに112-132%(確定1発)
C ダイアースでH199D135ザシアンに106-125.4%(確定1発)
ダイアイスで無振りダイマイベルタルに95.7-113.1%(乱数1発75.0%)
ダイアイスで無振りダイマゼクロムに107.7-127.7%(確定1発)
ダイアイスでH213D174ルギアに124.4-146.4%(確定1発)
ダイアイスでH208D118以下のゼルネアスに92.3-109.6%(霰ダメージ込みで確定1発)
S ねばねばネットがある状態でS実数値240以下のポケモン抜き
※R1700まで採用しており、最終的に構築から外れていますが本構築の記事としては外せない要素になるので記載します
ネットがある状態でダイマックスを使用すれば破格の制圧力を誇る全抜きエース
準速にするとネット下の最速ザシアンと同速になってしまう=最速黒バドレックスを抜けないのと、Cに補正をかけなくてもHSザシアンであればワンパンできるので最速としました
使っていて爽快感もあったのですがディアルガ、ホウオウ、電磁波カイオーガなどの耐久力のあるポケモンがきつすぎて泣く泣く構築から外しました
【選出・立ち回り】
先発に起点役を出しますが、どの起点が有効かを見極めて選出する必要があります
本構築の狙いは大きく分けて以下のようになります
①ツボツボでねばねばネットを撒き、後続が有利対面で積んでいく
②ツボツボでステルスロックを撒き、ルギアの吹き飛ばしで定数ダメージを稼ぐ
③ジガルデが麻痺を撒きつつ相手を削り、ゼルネアス、日食ネクロズマで積みリレー
【ツボツボの動きについて】
vs黒バドレックス
黒バドレックスのアストラルビットのダメージ量で持ち物を判別できるので、死に出しマーシャドーで確実に黒バドレックスを処理できます
vsザシアン、ムゲンダイナ
ねばねばネット→アンコール
巨獣斬→巨獣斬or電光石火が多いですが、まれにみがわりや剣の舞をしてくる場合があるので、2ターン目はアンコールを押します
ムゲンダイナはどくどく→コスモパワーが多いのでアンコール中にねばねばネットとステルスロックを撒くことができますがルギアの選出を強要されます
【苦手としている展開】
抜きエースが耐久型ポケモンと対面してダイマックスターンを消費させられたり、電磁波で機能停止させられると逆転できる要素がなくなります
【重いポケモン】
ホウオウ
再生力でごまかされるので岩技を持っている日食ネクロズマやマーシャドーを選出していない限り厳しい対戦となります
ルギア
マルチスケイルを盾に電磁波、吹き飛ばしをされるので吹き飛ばしにダイマックスを合わせるか、こちらがラスト1体の時に電磁波を受けつつルギアを起点に複数回積むしかありません
【あとがき】
剣盾ランクマッチ最終シーズンに最終3桁を達成することができて満足しています
禁止伝説環境下の対戦は本当に難しく最後まで手探りでしたがなんとか最終3桁に残ることができました
ただツボツボキュレム軸で目標の3桁まで勝ちきれなかった事が心残りで、最終日にジガルデをキュレムに戻してサブロムで特攻してみたものの盛大に溶かして玉砕…このコンセプトは9世代に持ち越してリベンジしたいと思います
ここまで読んでいただきありがとうございました。また9世代でお会いしましょう!
【データ類】
今シーズンの対戦履歴をぽけっとふぁんくしょん様の対戦ログ機能を利用して分析に使いましたので後日振り返れるように付表を載せておきます。
(アイコンがなかったのでゴース=マーシャドー、ダンバル=ジラーチ、コイル=メルメタル、エレキッド=ゼラオラ、フシギダネ=ザルード、ケーシィ=ミュウで代用しました)
【剣盾S33最終1831(588位)&1822(674位)】怒りのサイクル de ゼルネクロ
ユキヒロと申します。S33お疲れさまでした。
今回最終3桁でシーズンを終えることができましたので使用構築について記していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
【使用構築】
【結果】
TN:ムーン 最終1831(588位) 92勝66敗
TN:ユキヒロ 最終1822(674位) 84勝65敗
【構築のコンセプト】
S30に使用していたゼルネアス+日食ネクロズマをベースとしてサイクル戦を仕掛けれるポケモンを添えて、相手のコンセプトを見極めて対応することを目指しました
構築名はカプ・レヒレで自然の怒りをばら撒きながら、日食ネクロズマを中心にサイクルを回す動きから名付けました
【構築完成まで】
S31,32でイベルタル+ザシアンを使用していましたが煮詰める事ができなかったため、S30で使用して使い慣れている【剣盾S30最終1815(982位)】No More 麻痺バグ de ゼルネクロ - Re:45歳から始めるポケモン生活 (hatenablog.com)を再び使用することにしました
S30で対戦している時にゼルネクロはナットレイで簡単に止められてしまう事が分かっていたのとナットレイと組まれることが多いホウオウにゼルネアスを受け切られてしまう事が多かったため、ホウオウナットの並びに強いポケモンを探す事から始めました
相手視点で分からないナットレイ対策として草シルヴァディ、草食ジジーロン、身代わりビルドレインウーラオスを試してみましたが、いずれもザシアンを後投げされて簡単に処理されてしまったため、ナットレイ対策より先にザシアンに対しての引き先を用意してサイクル戦を行う必要があると判断し、日食ネクロズマの型をAS球竜舞型→HBゴツメ型に変更しました
日食ネクロズマの持ち物をゴツゴツメットにしたことで構築全体で火力が落ちるため、命の球アタッカーが欲しいと考えてサンダー、エースバーンを試していましたが環境に多いポケモンはしっかりと対策もされており打開策とはなりませんでした
トライを繰り返すうちに対戦データが集まってきて、どの禁伝に不利かを確認したところ、なんと環境トップの黒バドレックス+ザシアンに対して16%(6勝30敗)、サンダーにも16%(3勝15敗)で大きく負け越している事が発覚したため、球アタッカーの採用を見送ってこれらの特殊アタッカーに強いバンギラス(HCねむカゴ)を試用しました
しかし耐久より火力を優先したため黒バド+サンダーに役割集中されて突破されたので調整を検討したところ持ち物を突撃チョッキにすれば複数回アストラルビットに受け出せる事が確認できたため、ホウオウナットレイの並びにも打点を持てるバンギラスを正式に採用として構築の完成としました
【個体紹介】
ゼルネアス
特性:フェアリーオーラ
性格:ずぶとい
持物:パワフルハーブ
実数値:219(140)-×-157(220)-159(60)-119(4)-130(84)
ムーンフォース ドレインキッス ラスターカノン ジオコントロール
調整意図
HB 特化ザシアンの+1巨獣斬(77.6-93.1%)+1電光石火(5.2-6.3%)をB+1で確定耐え
C ステロ込み+2ダイフェアリーで非ダイマコピーメタモンを乱数1発(75%)
D コピーメタモンの+2ムーンフォース 43.8-52.0%(乱数2発 12.1%)
S30に使用していたものと同じ調整になります
ジオコントロールを積んだ状態で体力MAXの状態ならばザシアンを返り討ちにしたり、剣の舞を積んでいないランドロスのダイマックスを非ダイマックス状態で凌いだりとポテンシャルの高さを再認識しました
ジオコントロールを積めば構築単位でゼルネアス対策ができているか?というフェーズに移行して相手のプレイングスキルを無視できるのもゼルネアスの魅力だと思います
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)
特性:プリズムアーマー
性格:わんぱく
持物:ゴツゴツメット
実数値:204(252)-177-196(252)-×-129-98(4)
調整意図
HB特化
特化ザシアンの+1巨獣斬(25.9-30.8%)
HSザシアンの+3巨獣斬(33.3-39.7%)
HSザシアンの+3インファイト(53.4-63.2%)
S 余り
ザシアンへの安定した引き先として物理防御特化に調整を変更しました
耐久に特化したことでメタモンやミラーにも強く出れます
技はメインウェポンのメテオドライブ、日食ネクロズマミラーでの打点としての地震、遂行速度を上げるための剣の舞、サイクルを回すための朝の陽射しとしました
日食ネクロズマミラーでも先にダイスチルを積み切ることで竜舞型にも勝てるようになるため高耐久ポケモンが高速回復技を持つと突破手段も限られてくると感じました
ランドロス(霊獣)
特性:いかく
性格:ようき
持物:きあいのタスキ
実数値:167(20)-180(116)-125(116)-×-101(4)-157(252)
地ならし 岩石封じ 自爆 ステルスロック
S30に使用していたものと同じ調整になります
カイオーガ入りに出してSラインの確認をしてゼルネアスが上からジオコントロールを積める状況を作る、ホウオウ、ヌケニン入りの構築にステルスロックを撒いておく役割を担います
役割が決まっているので先発として扱いやすいポケモンでした
カプ・レヒレ
特性:ミストメイカー
性格:ずぶとい
持物:たべのこし
実数値:177(252)-×-183(252)-115-150-105
ムーンフォース 渦潮 自然の怒り 挑発
調整意図
HBぶっぱ
HB 特化ザシアンの+1巨獣斬(64.4-76.2%)
S30に使用していたものと同じ調整になります
ゼルネアスや日食ネクロズマが呼ぶラッキー、ハピナス、ヌオー、エアームド、ポリゴン2などの受けポケモンに明確に強いポケモン
苦手としているナットレイも対面からだとパワーウィップがなければ後続の圏内に押し込め、あわよくば突破できるのでやどりぎの種をうたせずに強気に動かせます
受けポケモンを突破したり自然の怒りをばら撒いてサイクルを回すだけでも充分強かったですが、何よりも状態異常による下振れを防いでくれた事が強かったと思います
ガオガエン
特性:いかく
性格:なまいき
持物:あつぞこブーツ
実数値:201(244)-×-132(172)-100-134(92)-58
嫉妬の炎 バークアウト 鬼火 捨てゼリフ
調整意図
B 特化ザシアンのインファイト威嚇込みで確定耐え 83.5-98.5%
特化日食ネクロズマの球ダイアース 80.0-94.5%
D 臆病 黒バドレックスのアストラルビット 26.8-32.3%(確定4発)
S 最遅
S30に使用していたものと同じ調整になります
バンギラス採用後は選出機会が減りましたが、他のポケモンに変えることで相手の選出パターンが変わるのを避けるため、汎用クッション枠として採用を継続しました
バンギラス
特性:すなおこし
性格:れいせい
持物:とつげきチョッキ
実数値:207(252)-154-130-161(252)-120-73(4)
調整意図
HCぶっぱ、あまりS
A 無振りホウオウにロックブラストで83.9-265.1%
C HD特化ナットレイに大文字で75.1-88.3%
D (砂下)特化黒バドレックスのアストラルビット 14.4-17.3%(乱数6発)
(砂下)特化球サンダーのダイサンダー(威力140)36.2-43.4%(確定3発)
本構築の苦手な部分を一手に引き受けてくれた救世主ポケモン
黒バドレックス、ホウオウ、ナットレイ、サンダーだけでなく、バンギラスに後投げされやすいジガルデやランドロスにも打点があるので悠長に積んでいるところにダイマックス技を当てていき、一気に数的有利を取ることが可能になります
ミストフィールド下のバンギラスは純粋に数値と技の相性を押しつけることができて強かったと思います
【選出・立ち回り】
サイクルを回しながら相手の型を判断して、後発でダイマックスを通していく動きがメインになります
本構築の狙いは大きく分けて以下のようになります
①日食ネクロズマをメインにサイクルを回して相手を削っていく
②カプ・レヒレを相手の受けポケモンと対面させて自然の怒りで負荷をかけていく
③ゼルネアスがジオコントロールを積んで抜いていく
④ガオガエンで相手にデバフを付与しつつ、こちらが積んでいく
ザシアン+黒バドレックス
先発カプ・レヒレがザシアンと対面しても1回は何でも耐えるので、自然の怒りで削ってから日食ネクロズマに引くことでゴツメダメージと合わせて大ダメージを与えておきます
ザシアンがカプ・レヒレ対面で剣の舞を積んだ場合は+3巨獣斬を日食ネクロズマで受けることになりますが、この場合は次のインファイトが受からない可能性があるのでダイマックスを使用してザシアンを処理します
バンギラスは黒バドレックスに受け出しが安定しており、さらに広い技範囲で交代先にも打点を持てるので有利なサイクルを展開できます
ザシアン+イベルタル
伝説の相性は有利ですが、サンダーやガマゲロゲの初手ダイマックスで壊滅する場合もあるので取り巻きを含めた選出じゃんけんになります
ゼルネアスがジオコントロールを積むことで試合がほぼ決まりますが、相手もそれは分かっているためゼルネアスの体力と相談でダイマックスをどのポケモンに使うかを決めることになります
ザシアン+カイオーガ
本構築はカイオーガに一貫を取られているので、先発カイオーガの確率がかなり高くなっています(先発率:20/31で64%)
これはランドロスを先発に出してS操作を行えばゼルネアスがカイオーガの前で上からジオコントロールを積めるということ意味しているので積極的に狙います
ゼルネアスがジオコントロールを積む時に攻撃を受けた場合は無理にダイマックスせずに後続のポケモンにダイマックスを使用します
ムゲンダイナ+ホウオウ
先発ランドロスorカプ・レヒレ+日食ネクロズマ+ゼルネアスorバンギラス
状態異常を絡めた受け構築が多いのでカプ・レヒレを選出します
相手にヌケニンがいる場合は打点がないゼルネアスよりもバンギラスを優先します
【重いポケモン】
ランドロス(霊獣)
命の球持ちで剣の舞を積まれると相手のダイマックスを凌ぐのが困難のため、ガオガエンやランドロスを選出していないと4ターンで試合が終わります
全体を通して6回しか対戦していないため何をしてくるかサッパリ分かりませんでした
上手い人ばかりだったので一方的にボコボコにされた
威嚇無効で高い攻撃力、速いS、広い技範囲の初手ダイマックスで一方的にボコボコにされた
ギミック展開構築
バトンやおきみやげを駆使して積まれたり、トリックルームされると止める術がありません
【あとがき】
5回目の最終3桁を達成することができましたが、禁伝2体のラストシーズンは何としてでも3桁で終わりたい!と思っていたところ最高順位も更新できてうれしい限りです
今回は全試合メモを取ってデータとしてまとめていたので、自分でも驚くほど黒バドに負けていたことに気づけたため手遅れにならずに済んだと思います
SVの発売まであと2カ月ほどと剣盾で対戦できるのも少しとなりましたが、もちろん残りの期間も楽しんでいきたいと思います
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【データ類】
今シーズンの対戦履歴をぽけっとふぁんくしょん様の対戦ログ機能と伝説ポケモンの組み合わせの勝敗表を作成して分析に使いましたので後日振り返れるように付表を載せておきます。
【剣盾S30最終1815(982位)】No More 麻痺バグ de ゼルネクロ
ユキヒロと申します。S30お疲れさまでした。
今回最終3桁でシーズンを終えることができましたので使用構築について記していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
【使用構築】
【結果】
TN:ムーン 最終1815(982位) 35勝15敗
TN:ユキヒロ 最終1567(12982位) 204勝204敗
【構築のコンセプト】
S27より使用していたゼルネアス+日食ネクロズマによる伝説ポケモン2体による積みリレー構築を環境にあわせてカスタマイズしました。
【構築完成まで】
先発に素早さの判定と操作ができる気合の襷持ち霊獣ランドロスでステルスロックを撒いてから有利対面で伝説ポケモンが積んで抜いていく動きが強いと思い、ランドロス+伝説2体を基本選出として考えました
残りを補完枠として相手の積みポケモンをコピーするメタモン、受け崩しにマグマストーム挑発ヒードラン、特殊ポケモンを見るためにチョッキウオノラゴンを採用してR1700までは順調に勝てていましたが、5/20頃から急に勝てなくなったため構築の見直しに着手しました
勝てなかった原因はいくつかありますが主な原因としては、、、
・黒バドレックスに先に展開されて全抜きされる
・ハピナス、ヌオー、ポリゴン2、ナットレイの受けポケモンにエースポケモンを受けきられ、さらに電磁波・あくびで機能停止させられる
と分析して黒バドレックスと受けポケモンを補完枠で対策することにしました
この時にヒードランではトレースポリゴン2にもらいびをコピーされてマグマストームが無効化されてしまい、本来の役割対象の突破が困難という状況を体験していたため渦潮挑発で同じ事ができて状態異常も防げるカプ・レヒレに変更しました
黒バドレックスについてはナットレイにも強いガオガエンをウオノラゴンの代わりに採用して、その他の特殊ポケモンはゼルネアスでジオコントロールを積めば広く対応できるだろうと判断して構築の完成としました
【個体紹介】
ゼルネアス
特性:フェアリーオーラ
性格:ずぶとい
持物:パワフルハーブ
実数値:219(140)-×-157(220)-159(60)-119(4)-130(84)
ムーンフォース ドレインキッス ラスターカノン ジオコントロール
調整意図
HB 特化ザシアンの+1巨獣斬(77.6-93.1%)+1電光石火(5.2-6.3%)をB+1で確定耐え
C ステロ込み+2ダイフェアリーで非ダイマコピーメタモンを乱数1発(75%)
D コピーメタモンの+2ムーンフォース 43.8-52.0%(乱数2発 12.1%)
構築のエース。ザシアン環境の中でザシアンを誘って返り討ちにする前期1位の方のダイスチルゼルネアスに感銘を受けて採用しました。
本家とは異なり耐久を最低限まで削って特攻に振りましたが、耐久がギリギリのため耐えるかもしれないからダイマックス使った方がいいかも?という悩みから解放されるという思わぬ効果がありました
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)
特性:プリズムアーマー
性格:いじっぱり
持物:いのちのたま
実数値:181(68)-220(180)-148(4)-×-130(4)-129(252)
調整意図
H 余り
A +1ダイロックで無振りダイマイベルタルに91.2-107.4%
(乱数1発43.7% 球ダメージ+砂ダメージでほぼ相打ち以上に持ち込める)
BD 端数
S 準速
構築のエース。地震はミラーやカイオーガ、ロックブラストはサンダー、イベルタル意識で採用しています
HPに余りの努力値を振っていますが、竜の舞を積むターンに攻撃を受ける場合が多く、球ダメージ分のHPが辛うじて残っているという状況も多かったのでこの調整でよかったと思っています
ランドロス(霊獣)
特性:いかく
性格:ようき
持物:きあいのタスキ
実数値:167(20)-180(116)-125(116)-×-101(4)-157(252)
地ならし 岩石封じ 自爆 ステルスロック
S27最終2位の方が使用していたランドロスをそのまま採用しています
おもにカイオーガ入りに出してSラインの確認をしてゼルネアスが上からジオコントロールを積める状況を作る役割を担います
先発として求めていた条件がザシアンと対面しながらS操作とステルスロック撒きで2回行動できるというハードな条件でこれを満たしてくれる起点作成役としてとても優秀でした
カプ・レヒレ
特性:ミストメイカー
性格:ずぶとい
持物:たべのこし
実数値:177(252)-×-183(252)-115-150-105
ムーンフォース 渦潮 自然の怒り 挑発
調整意図
HBぶっぱ、端数振り忘れ
ミストフィールドで状態異常を防ぐ、渦潮で受けポケモンの突破、自然の怒りで相手に負荷をかけると役割が多く、本構築で重要な役割を担うポケモン
基本的な動きとしてはガオガエンの捨てゼリフからつないで自然の怒りを連発するか、こちらのエースに投げられる受けポケモンに対して投げ返していきます
受けポケモンと対面させたら自然の怒りで様子を見ていき、相手が居座りなら次のターンは回復技を押しているので渦潮でキャッチ→挑発で処理できます(ヌオーは守るで様子を見てくる場合もあるので守るの有無を確認してから渦潮を打つ)
また渦潮挑発の残っているターンに無理矢理エースを投げて積むタイミングを作ることも可能なので相手視点からは分からない起点作りも担っていけます
難点は自然の怒り、渦潮ともに命中不安で技を外すとネタが割れて厳しい展開になる事ですが、渦潮が当たれば勝負が決まるレベルなので採用は正解でした
メタモン
特性:かわりもの
性格:しんちょう
持物:こだわりスカーフ
実数値:155(252)-68-68-58-73-68
変身
ザシアン・黒バドレックスのピンポイントメタで採用しています。
ほとんど選出する機会がありませんでしたが、このポケモンがいないと相手が積み技を使い放題なので選出画面にいるのが主な仕事になります
たまに先発に出して相手の型を判別しましたが、スカーフ黒バドレックスと対面した時はとても気まずかったです
ガオガエン
特性:いかく
性格:なまいき
持物:あつぞこブーツ
実数値:201(244)-×-132(172)-100-134(92)-58
嫉妬の炎 バークアウト 鬼火 捨てゼリフ
調整意図
B 特化ザシアンのインファイト威嚇込みで確定耐え 83.5-98.5%
特化日食ネクロズマの球ダイアース 80.0-94.5%
D 臆病 黒バドレックスのアストラルビット 26.8-32.3%(確定4発)
S 最遅
黒バドレックス対策枠として最後に採用しました
ステルスロックでHPを削られると黒バドレックスの相手ができなくなるので持ち物はあつぞこブーツとしています
サンダーの初手ダイマックスに対して捨てゼリフでゼルネアスが積む機会を作ったり、構築単位で重いナットレイに圧力をかけていく事ができたため期待通りの働きをしてくれましたが、少しでも削られると不意の高火力で落とされてしまうので体力管理が重要で雑に扱ってはならないポケモンと思いました
【選出・立ち回り】
どのエースが通せそうかを判断して選出を決めます
相手にヌオー、ポリゴン2がいる場合は日食ネクロズマを通すのが難しく、
ラッキー、ハピナスがいる場合はゼルネアスが通せないので、これらのポケモンがいる場合はカプ・レヒレを優先的に選出します
ただしゼルネアス+カプ・レヒレの組み合わせはフェアリータイプが被るのでこの組み合わせは極力避けて選出します
ザシアン+カイオーガ
ランドロスを先発に出してS操作を行い、後続の積みポケモンが上を取って積みやすい状況を作ります
相手の先発がザシアンの場合は飛行タイプのポケモンに引く場合が多いので、岩石封じ→ステルスロック→自爆でゼルネアスにつなぎます
相手の先発がカイオーガならばランドロスの地ならしでS操作を行って倒された後、ゼルネアスでカイオーガの上からジオコントロールを積んでいきます
ゼルネアスがダイスチルを積んでも巨獣斬を耐えそうにない場合は後続の日食ネクロズマで竜の舞を積んでからダイマックスを使用します
ザシアン+黒バドレックス
相手の先発の伝説ポケモンに対応するためガオガエンから入ります
捨てゼリフで対面操作を行い、ゼルネアスでジオコントロールを積むチャンスを狙います
ガオガエンのHPに注意して立ち回りますが、最後はメタモンでスカーフ黒バドレックスとの同速勝負になる場合が多いです
ムゲンダイナ+ホウオウ
先発にガオガエンを置いてホウオウをケアします
ムゲンダイナの前で日食ネクロズマが竜の舞を積み全抜きしていくのが理想ですが、コスモパワー型の場合が多かったため、捨てゼリフでサイクルを回しミストフィールドを維持しつつカプ・レヒレの渦潮挑発を絡めてTODを狙う事も意識します
【重いポケモン】
構築全体でナットレイに対して打点が少ないため、削りを入れてからでないと簡単に受けきられてしまうので、有利対面だからといって安易に積まない、ダイマックスを使用しないなど立ち回りが窮屈になります
相手の初手ダイマックスに合わせられるポケモンがいないため、日食ネクロズマで無理矢理ダイマックスを合わせますが、相手の方が速いとダイドラグーンやダイスチルでそのまま押し切られます
ゼルネアス
構築全体で速いポケモンがいないため、最速みがわり電磁波だとペースを握られてしまいます
【あとがき】
4回目の最終3桁を達成することができましたが、5/20頃から全く勝てなくなりメインロムを600位→28000位まで落としながら検討と育成トライを繰り返していました
最終日2日前に渦潮レヒレの有効性に気づくまでは本当に苦しかったですが、何とか目標としている3桁に辿り着けてうれしい限りです
ゼルネアスはからだがしびれてうごけない!と表示されると思わず絶叫しそうになることが何回もあり、ポケモン剣盾は絶叫マシンじゃねーか!と思うようになりましたw
レヒレを入れてからは麻痺バグもほとんど見なくなりストレスフリーだったので良かったと思います
新作の発売日も決まり剣盾で対戦できるのも半年を切りましたが、残りの期間も楽しんでいきたいと思います
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【剣盾S27最終1828(887位)】上振れ疑惑のゼルネクロ
ユキヒロと申します。S27お疲れさまでした。
今回最終3桁でシーズンを終えることができましたので使用構築について記していきます。調整のつもりで回していたのが上振れしたと思われるので記事の内容的には物足りない部分もあるかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。
【使用構築】
【結果】
TN:ムーン 最終1828(887位) 25勝4敗
TN:ユキヒロ 最終1759(1616位) 33勝16敗
【構築のコンセプト】
S26で使用していたゼルネアスの使用感が良く、禁止伝説2体目としてゼルネアスと相性の良い日食ネクロズマを採用できる事で、伝説ポケモン2体による積みリレー構築を目指しました。
【構築完成まで】
当初はクレッフィで壁を貼ってから有利対面で伝説ポケモンが積んでいく動きが強いだろうと考えていましたが、実際に動かしてみるとこちらが壁を貼っている間に相手の伝説ポケモンもみがわりや積み技で場を整えられてしまい壁を貼っているターンを無駄にしていると考えました。
また日食ネクロズマが加わることでクレッフィ、テッカグヤと合わせて鋼タイプが3体になり弱点が被ることが懸念されたので、クレッフィの使用をあきらめて起点作りはドラパルトのみとしました。
次にシーズンが始まる前からカイオーガ+ザシアンの並びが強いとされていたので、これらに強めなレジエレキとスカーフメタモンのどちらを採用するか比較していましたが、ランドロスをはじめとする地面タイプがどの構築にも入っていてレジエレキが選出しにくいのと、ホウオウ、イベルタルにダイジェットを2回積まれてからレジエレキを出しても相手に上を取られていて相手の全抜きを許してしまう事が頻発したため汎用性の高いスカーフメタモンのままとして構築の完成としました。
S26からの変更点としては IN:日食ネクロズマ OUT:クレッフィとなります。(調整についてはS26のものを継続して使用)
【個体紹介】
ゼルネアス
特性:フェアリーオーラ
性格:ひかえめ
持物:パワフルハーブ
実数値:207(44)-×133(140)-200(244)-119(4)-129(76)
ドレインキッス 10万ボルト 気合玉 ジオコントロール
構築のエース。おもに2番手に登場して削った特殊相手を前にジオコントロールを積んで負荷をかけていきます。一回積めば試合が決まってしまうことも多くありました。
試運転なので調整は前期のまま使用しましたが、今回は壁展開ではなくダイマックスしたカイオーガの前で上を取ってジオコントロールを積みたかった場面も見られたのでSラインは特に検討の余地があると考えます。
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)
特性:プリズムアーマー
性格:わんぱく
持物:ラムのみ
実数値:204(252)-178(4)-177(108)-×-129-115(140)
構築のエース。ザシアン、ヌケニン、メタモンが厳しいと感じていたため、これらに対抗できる要素がすべて揃っている伝説ポケモンとして採用しました。
調整については前期1位のくろこさんのものを試験的に使用してSライン、技構成・努力値を見直していく予定でしたが、サイコファングとロックブラストは選択かな?程度で耐久も火力も申し分ありませんでした。
ラグラージ
特性:げきりゅう
性格:ゆうかん
持物:とつげきチョッキ
実数値:207(252)-178(252)-110-×-111(4)-58
調整意図
HAぶっぱ
臆病カイオーガの雨下での潮吹き(37.6-44.4% ラグラージがダイマックス時)
S カバルドン意識で最遅
先発ダイマックス要員として活躍しました。起点作りと誤認される場合が多く、潮吹き狙いのカイオーガやラムのみ持ちランドロスを呼ぶのでダイマックスが刺さります。
また技範囲が広く選出画面を見て効果抜群を取れる並びが多いので先発での出し負けが少ないポケモンだとあらためて思いました。
メタモン
特性:かわりもの
性格:しんちょう
持物:こだわりスカーフ
実数値:155(252)-68-68-58-73-68
変身
ザシアン・黒バドレックスのピンポイントメタで採用しています。
ゼルネアスがザシアンに倒されてからの切り返しが優秀でした。
テッカグヤ
特性:ビーストブースト
性格:ずぶとい
持物:たべのこし
実数値:204(252)-×-165(212)-127-121-87(44)
火炎放射 やどりぎのタネ まもる みがわり
調整意図
H 地球投げでみがわりが割れないようぶっぱ
B 特化ザシアンの巨獣斬 残飯回復込みで確定4発(30.8-36.2%)
S ミラーで上からみがわりしたいのでなるだけ速く
主に日食ネクロズマ、カミツルギ、ドリュウズ 、ゴリランダーを担当するポケモン。ドラパルト、ラグラージと組んでサイクルを回すこともできるのでやどりぎを入れてからまもるで相手の技を見てから引く動きも無難に強かったです。
ドラパルト
特性:すりぬけ
性格:おくびょう
持物:きあいのタスキ
実数値:163-×-96(4)-152(252)-95-213(252)
たたりめ 鬼火 電磁波 光の壁
クレッフィが抜けたことにより起点作り全般を担当しています。
デバフを嫌って交代でスカそうとしてくる相手に対して鬼火、電磁波を打ち分けて居座り続ける動きが強力でした。
前シーズンでは鬼火・電磁波を外すと負けに直結という展開がありましたが、後発の伝説ポケモンが物理特殊それぞれに秀でており、切り返しが間に合う場合も多いのでドラパルトだけでも充分に起点作りの役割を果たしてくれました。
【選出・立ち回り】
ザシアン+カイオーガ
ラグラージの初手ダイマックスが出し負けしにくい場合が多いので積極的に選出します。先発の確率の高いカイオーガをラグラージで処理できたら、後発のポケモンで押し切る動きが取りやすくなります。
上手い人に見られる後発のカイオーガについてはS27では当たらなかったのですが、
受け出しもできないので今後の課題となっています。
相手の先発はイベルタルが多いのでラグラージでダイアイス、またはドラパルトの電磁波でペースをつかみます。日食ネクロズマは必ず選出されるので出てくる前に数的有利かHPのアドバンテージを取るのを目指し、出てきたらテッカグヤに引いてTOD狙いに切り替えます。
ジガルデ軸
先発で出てくるミミッキュにドラパルトを合わせて相手のスカーフトリックを受けつつ電磁波を打ってから日食ネクロズマに引き、メテオドライブで麻痺したミミッキュに負荷をかけます。
相手の3体目はヌケニンが多いですが、味方全員がヌケニンに打点を持っているので選出された場合は有利に試合を運べます。
ジガルデ自体はとぐろを巻かないと火力が出ないので日食ネクロズマが竜の舞を積む事ができたならダイスチルを積んでゴリ押しする事も一応は可能です。
【重いポケモン】
ホウオウ
再生力によってサイクルを回されダイジェット→ダイバーン→ダイバーンで最悪の場合は3体とも倒されてしまいます。ジオコントロールを積んだゼルネアスと対面させてダイサンダー、または竜の舞を積んだ日食ネクロズマのダイサイコでの処理を狙います。
後発に出てくる場合が特に厳しくゼルネアスが倒されると、日食ネクロズマがダイマックスして無理矢理突破するしかなくなります。雨により朝の陽射しの回復量が減ることも地味に厳しいところです。
【あとがき】
3回目の最終3桁を達成することができましたが、今回はマッチングがハイパー上振れに恵まれており、試運転が結論だった?と勘違いしてしまう珍しい展開でした。
驚異的な勝率だったので、3/4(金)に強者しかいない某仲間大会に参加してみましたが、トラウマになりそうなレベルで負けてきたので環境に対する知識や構築を使う練度はまだまだ足りていないと思っています。
単なる上振れで構築記事を残すべきかも悩みましたが、伝説2体環境も始まったばかりで環境もコロコロ変わると思い、また自分の足跡を残しておきたいという考えもあって記事を書かせていただきました。
シリーズ12のルールはまだ6ヶ月間もあるので残りの期間も自分のペースで楽しんでいきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【剣盾S26最終1834(879位)&1828(970位)】壁ゼルネアス&奇襲ラグドラパ
ユキヒロと申します。S26お疲れさまでした。
今回最終3桁でシーズンを終えることができましたので使用構築について記していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
【使用構築】
【結果】
TN:ユキヒロ 最終1834(879位)
TN:ムーン 最終1828(970位)
【構築のコンセプト】
ジオコントロールを積めば圧倒的な制圧力を誇るゼルネアスを軸にサポートと奇襲性能が高いポケモンを添えてこちらのペースで試合を進めれる構築を目指しました。
【構築完成まで】
ゼルネアスを使用する動きとしては壁を貼ってからジオコントロールを積んでいくのが強いので壁役+ゼルネアスを基本として考えました。壁役としては壁ターンを長く活用したいので自主退場のできるクレッフィを採用としました。
またゼルネアスが不利なザシアンに対する抑止力としてスカーフメタモンも自然に採用が決まりました。
ゼルネアスが苦手なポケモンを見れるダイマックス要員が欲しいと考え、当初はザシアンと日食ネクロズマに強めなエースバーンやガブリアスを試用していましたが、ランドロスを投げられることが多く運用が難しいと感じたため使用を断念しました。
ランドロスはクレッフィの前でも剣舞を積まれ放題だったので確実な対策が必要と感じました。
先発で対面しやすいザシアンやランドロスに打点があり、先発に出しても違和感のないポケモンを探していたところ、フルアタ型ラグラージに辿り着き、初手ダイマックス要員として採用しました。ダイマラグラージであれば先発でザシアン、ランドロスと対面しても想定外の火力と耐久力で相手に負荷をかけれます。
ゼルネアスのもう1体の天敵である日食ネクロズマはラグラージでは起点にされてしまうので、受け駒としてテッカグヤを採用しました。ラグラージとの相性が良いのと受け構築にも対応できて2体でサイクルを回せるのも強かったと思います。
ここまでの5体できつかったのが壁を破壊する技(かわらわり、サイコファング)を持った日食ネクロズマ、ドリュウズ、ウオノラゴンだったのでこれらに対して鬼火、電磁波でデバフを付与できるドラパルトを採用して構築の完成としました。
【個体紹介】
ゼルネアス
特性:フェアリーオーラ
性格:ひかえめ
持物:パワフルハーブ
実数値:207(44)-×133(140)-200(244)-119(4)-129(76)
ドレインキッス 10万ボルト 気合玉 ジオコントロール
調整意図
HB 壁下でザシアンの巨獣斬+電光石火を2回とも最高乱数以外を耐える
C できるだけ高く
D あまり
S 準速ウオノラゴン抜き抜き
壁下でジオコントロールを積み全てを貫いていく構築のエース。
回復技のドレインキッス、カイオーガへの打点として10万ボルト、ナットレイ、ヒードランへの打点として気合玉、積み技のジオコントロールで完結しています。
壁下でのドレインキッスで充分な体力を残したまま突破していく動きが特に強かったです。
調整についてはこちらの記事のゼルネアスのものをそのまま使わせていただきました。
1ケ月の間に3回もザシアンの巨獣斬+電光石火をHP1で耐えて勝利へ導いてくれた素晴らしい調整でした。
クレッフィ
特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい
持物:ひかりのねんど
実数値:164(252)-×-157(252)-86-107-96(4)
てっていこうせん リフレクター 電磁波 光の壁
調整意図
HB 壁下でホウオウの特化球ダイバーンを確定耐え
サポート壁貼り要員。壁+電磁波を撒き、てっていこうせんで自主退場するまでが仕事。電磁波で相手が麻痺したら両壁を貼れるチャンスです。
C個体値が低いのは今気づきましたw
ラグラージ
特性:げきりゅう
性格:ゆうかん
持物:とつげきチョッキ
実数値:207(252)-178(252)-110-×-111(4)-58
調整意図
HAぶっぱ
臆病カイオーガの雨下での潮吹き(37.6-44.4% ラグラージがダイマックス時)
S カバルドン意識で最遅
先発ダイマックス要員として採用しました。相手視点では起点作成役に見えてラムの実持ちランドロス、化身ボルトロス、カプ・コケコ等の挑発やくさむすび持ちやあくびを入れられる前に1発殴っておこうとするザシアンを呼ぶため、そこにダイマックスの高火力が刺さります。
先発カイオーガとも対面して潮吹きをたくさん打たれましたが、ダイアース→ダイアイスと打つことでダイアースをスカそうとして出てくるサンダーにもいいダメージが入り相手のパーティを半壊させました。
メタモン
特性:かわりもの
性格:しんちょう
持物:こだわりスカーフ
実数値:155(252)-68-68-58-73-68
変身
その辺のレイドで捕まえたやつなので特筆すべきことはありませんが、ザシアンをコピーしてもちゃんと対策できている人ばかりでした。みんな凄い!
変えるとしたら、この枠をザシアンと日食ネクロズマに強いポケモンにするべきだったと思います。
テッカグヤ
特性:ビーストブースト
性格:ずぶとい
持物:たべのこし
実数値:204(252)-×-165(212)-127-121-87(44)
火炎放射 やどりぎのタネ まもる みがわり
調整意図
H 地球投げでみがわりが割れないようぶっぱ
B 特化ザシアンの巨獣斬 残飯回復込みで確定4発(30.8-36.2%)
S ミラーで上からみがわりしたいのでなるだけ速く
日食ネクロズマ、受け構築の相手をするミスTOD。最終日直前の深夜に味方3体のHPが満タンでTODを成功させたときは恐ろしいハメ性能を感じました。
竜舞を積んでくる日食ネクロズマに対してどれだけみがわりを維持できるかが重要なので、ダイマックス技やロックブラストでみがわりが割られると思ったら積まれてもいいので連続でみがわりを選択します。こんな事ばかりしてるからTODにしかならないんだよな…
ドラパルト
特性:すりぬけ
性格:おくびょう
持物:きあいのタスキ
実数値:163-×-96(4)-152(252)-95-213(252)
たたりめ 鬼火 電磁波 光の壁
クレッフィが選出できない場合の壁役&サブアタッカーとして最後に採用しました。
困った時に先発で投げても鬼火か電磁波を選択でき、タスキによる行動保障もあるのでなんらかの仕事をしてくれます。
地味な役割ですがウオノラゴンの選出を抑制したり、黒バドレックスに対して電磁波→たたりめ、天然ヌオーに対して鬼火→たたりめでこの構築で重めの相手とも打ち合えるので、命中不安を差し引いても採用して正解でした。
【選出・立ち回り】
ザシアン軸
ラグラージのダイマックスで負荷をかけつつゼルネアスで1~2体持っていきメタモンでザシアンをコピーして詰めるのが理想ですが、メタモンを意識されたポケモンを残された場合は負けになります。
一応ゼルネアスでもエレキフィールド下の+2ダイサンダーであればH252ザシアンでも68.7%の乱数1発なので可能な限り狙っていきます。
相手の先発もカイオーガが多いのでラグラージを合わせて潮吹きを受けつつ、ダイアース→ダイアイスと打って裏のサンダーに備えます。
たべのこし以外のナットレイが出てきた場合はヨプの実持ちが多いので、ラグラージでかわらわりを打って木の実の有無を確認しておきます。
ラグラージが倒されたらクレッフィの壁からゼルネアスでジオコントロールを積んで全抜きを狙いますが、相手のラストはナットレイが多いので最後は気合玉が当たるかどうかの運ゲになります。
メタモンの場合は壁下で耐久を確保して対応できますが、ヌケニンに対してはゼルネアスが打点が持っていないので必然的にドラパルトとテッカグヤの選出を強要されます。ドラパルトの電磁波を当ててペースを握りたいところです。
両方いない場合はイベルタルが先発で出てくる場合が多いのでラグラージで削って引かせて、再度出てきたときにはジオコントロールを積んだゼルネアスと対面させて処理します。
日食ネクロズマ軸
ラグラージで荒らしてテッカグヤで詰める。ほぼTODになります。
ムゲンダイナ軸
ムゲンダイナの先発が多いのでドラパルトを合わせて電磁波を撒いていきます。
ゼルネアスで全抜きできそうならクレッフィ、ラッキーやヌオーがいればテッカグヤで対応して、TODを意識できるタイミングでジオコントロールを積んで相手を削りにいきます。
【重いポケモン】
サンダー+ザシアンor日食ネクロズマ
サンダーの初手ダイマでダイジェットを積まれてザシアンor瞑想型の日ネクにバトンタッチされるだけで試合が終わります。バトン構築に限ってヌオーとラッキーも構築に入っており、こちらがテッカグヤを選出している場合が多いのも苦しいところです。
ラッキー
ダイフェアリー→ダイサンダー→ダイフェアリーと打って状態異常を1ターンでも長く防いでから2回目、3回目のジオコントロールを積んで気合玉で無理矢理突破します(泥仕合その1)
うたうで眠らされてメタモンに引かれたら降参ボタンの出番です。
壁のない状態か相手にダイマックス権があるとドレインキッスでも回復が追い付かないため、そのまま試合が終わります。
相手がラス1であればゼルネアスとの打ち合いでメタモンのPPを消耗させて、さらに裏のテッカグヤのまもるも絡めてPPを枯らしに行きます(泥仕合その2)
自分でグラードンを使ってる時はゼルネアスは激重たかったのですが、立場が逆転したら何故か1回も勝てずに全グラードン使いにシバかれたw
【あとがき】
2回目の最終3桁を達成することができたのが、1回だけのまぐれじゃなくってよかったーというのがシーズンを終えての正直な感想です。
竜王戦ルール2回目の3ヶ月目でようやく自分なりの結果が出せたので環境に刺さった構築にたどり着くのは本当に時間がかかるなあと感じました。毎月上位に行ってる方には本当に脱帽です。
次は禁伝2体の魔境ルールですが、S26が終わるまで封印してあったアルセウスをしばらく楽しんだらランクマに戻ってくる予定です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【データ類】
今回もぽけっとふぁんくしょん様の対戦履歴を活用して分析に使いましたので付表を載せておきます。
自分のパーティに記事に含まれていないシルヴァディがいますが、1/7-8頃に前期1位の方のレンタルと思われるホウオウランドに何回も当たったためスポットで採用しました。
1/10頃にはレンタル構築をまったく見かけなくなり、シルヴァディも構築から外れましたがカスタマイズ性が高く可能性を感じるポケモンでした。
【剣盾S23最終1866(946位)】ウチのグラードン実はスカーフ持ってます
ユキヒロと申します。S23お疲れ様でした。
今回初めて最終3桁でシーズンを終えることができたので使用構築について記していきます。初めて記事を書くので至らない点もあるかと思いますがよろしくお願いします。
【使用構築】
【結果】
TN:ムーン 最終1866(946位)
TN:ユキヒロ 最終1861(1026位)
【構築のコンセプト】
使用率上位の伝説であるザシアン・ムゲンダイナ・黒バドレックスに対して有利に立てる構築を目指しました。
【構築完成まで】
S21からグラードンを使って対戦をしていましたがその中で上から2回殴られて落とされる事が多いなあ…と感じました。
よくある例としてグラードンは対面ではザシアンに強いとされていますが、サイクルの中で巨獣斬の圏内まで削られたり、剣舞を積まれるとその段階で立場が逆転してしまい試合が終わることがあります。
これを打開するためにグラードンの性格は陽気、持ち物はこだわりスカーフとして体力が削れた状態でもザシアンの上を取って役割を果たせるようにしました。ムゲンダイナと黒バドに対しても上を取れるのも高ポイントです。
ザシアンの体力を少し削ればグラードンの地震で倒せるので、グラードンと相性が良く対面操作も強いHBゴツメサンダーを採用しました。
またザシアン軸に組み込まれているウオノラゴンに後出しできてカイオーガも見れるチョッキ貯水オニシズクモを採用しました。ねばねばネット要員にも見えるためグラードンの持ち物がチョッキか何かと思わせる効果もあったと思います。
ムゲンダイナについては前シーズンから使用していたカプ・レヒレとヒードランが安定した勝率を維持していたのでそのまま採用しました。
黒バドレックスについては最初は葉緑素ダーテングで見るようにしていましたが、晴れターンが終了すると機能しなくなることから黒バドより速く、グラードンが呼びやすい霊獣ランドロスも見れるフェローチェに変更して構築の完成としました。
【個体紹介】
グラードン
特性:ひでり
性格:ようき
持物:こだわりスカーフ
実数値:175-202(252)-160-×-110-156(252)
調整意図 ASぶっぱ
A 地震でH199ザシアンに84.4~100.5%
構築の絶対的エース。(努力値の端数は振り忘れの模様)
サンダーのゴツメにザシアンを1回でも触らせれば、命中安定の地震で落とせるのが非常に強かった。最終日近くは色ザシアンの配布もあってかザシアン狩り状態でした。(たまに狩られた)
断崖の剣は地震だと確定3発になってしまうヌオーやトリトドンを乱数2発で倒しにいく時のみ割り切って押しました。
見た目からか遅いと思われてるみたいで、ほとんどの伝説ポケモンが突っ込んでくるのを返り討ちにしてくれる頼れるイケメンでした。
サンダー
特性:せいでんき
性格:ずぶとい
持物:ゴツゴツメット
実数値:197(252)-90-150(252)-145-111(4)-120
調整意図 HBぶっぱ
ボルトチェンジ とんぼがえり 熱風 はねやすめ
ザシアンやゴリランダーに投げられるゴツメスタンガン。
シーズン序盤はとんぼがえりではなくこらえるを採用していたが、ザシアンにゴツメダメージを与えるのは1回で十分なのとボルトチェンジにガブリアスを合わせられて剣舞スケショの起点にされる事が多発したためとんぼがえりに変更しました。(技変更時にA個体値に王冠を使い忘れた模様)
細かいことですが熱風を採用しているのはひでりと相性がいい事で暴風だとひでりで命中が下がるためです。
カプ・レヒレ
特性:ミストメイカー
性格:ひかえめ
持物:こだわりメガネ
実数値:157(92)-×-136(4)-148(156)-150-137(252)
調整意図 S準速以外は忘れました…
波乗り ムーンフォース 挑発 トリック
ムゲンダイナ軸に選出するポケモン。ミストフィールドでグラードンを守るのとトリックで受け回しにも対抗できる点ですんなりとパーティに入ってきました。
シーズン序盤はS実数値115ぐらいで残り努力値を耐久に振っていたが、相手のレヒレに毎回先制されるので準速にしたところ、ほとんど先制できるようになりレヒレ対面を突破しやすくなりました。
最終日に気付いたのですが相手のパーティでザシアンを受けれるのがサンダーだけの場合、そのサンダーはほぼ確実にHBで上からムーンフォースが通ってしまうため、なんとサンダーを突破できてしまいます。
ヒードラン
特性:もらいび
性格:ひかえめ
持物:たべのこし
実数値:198(252)-×-126-200(252)-126-98(4)
調整意図 HCぶっぱ
ムゲンダイナと受け回しに選出するポケモン。受け回しを確実に処理するため技構成はこれで完結していると思います。
このポケモンのよいところは晴れ状態のマグマストームの火力が半端なく後出しが効かなくなる点で、格闘技で処理しようとして投げられるタスキ悪ウーラオスやザシアンの後出しをワンパンしたり、トリトドンやヌオーをキャッチしてそのままソーラービームで迅速に処理できた事です。
オニシズクモ
特性:ちょすい
性格:いじっぱり
持物:とつげきチョッキ
実数値:175(252)-130(228)-112-×-156(28)-0
調整意図
HD(チョッキ込み)
C202カイオーガのかみなり 41.1~49.1%(確定3発)
C217黒バドの+2アストラルビット 70.8~84.5%(確定2発)
C183ゼルネアスの+2ムーンフォース 63.4~75.4%(確定2発)
A
とびかかるでH207カイオーガのみがわりを確定で破壊 26.0~30.9%
検討の余地が残る諸説枠。ねばねばネットを撒く調整もしていたが、積んだ特殊相手にもミラーコートを押せるようにチョッキ型としました。
特殊耐久が高いのでカイオーガ以外にも黒バドやゼルネアスにも投げてミラーコートを狙えるがミラコを押したときはみがわりを押されている時が多かったので、せめてみがわりを割りにいける技構成としました。
オニシズクモがいなければ上記の相手には一方的にやられてしまうため、勝率は悪かったがミラコで勝てる可能性を生みだしてくれる替えの効かないポケモンでした。
フェローチェ
特性:ビーストブースト
性格:むじゃき
持物:きあいのタスキ
実数値:147(4)-189(252)-57-157-51-223(252)
調整意図 ASぶっぱ
インファイト 地獄突き 毒突き 冷凍ビーム
黒バド、ランドロスに強いタスキ枠として採用した。シーズン終了5日前までこの枠は悪巧みタスキダーテングを採用していたが、悪巧みを積んで全抜きするには晴れターンが足りないという問題があり、同じタスキ枠として単体で動かせるフェローチェを採用しました。
初手に黒バドと対面したときの安心感が特に素晴らしく、ランドロス、ガブリアスへの勝率も大きく上がったので採用は正解でした。
タスキを使ってHP1しかないのに全抜きしていくのが見ていて楽しいポケモンでした。
【選出・立ち回り】
ザシアン軸
先発でグラードンとザシアンが対面してしまうと特性の発動順でスカーフがばれてしまうので後発にグラードンを置いておきます。
相手の地面タイプがランドロス、ガブリアス、マンムーの場合はとんぼがえり→グラードンに交代し、トリトドン、ヌオーの場合はカプ・レヒレに交代で様子を見ていきます。
ムゲンダイナ軸
状態異常を防ぎたいのでカプ・レヒレから入ります。相手はムゲンダイナを投げてくるのでこちらもヒードランを投げて、マグマストームでキャッチしにいきます。
ムゲンダイナの型がメテオビーム型の場合はヒードランを倒されますが、その場合はグラードンが上から断崖の剣を打つことで対処します。
黒バドレックス軸
相手の黒バドレックスの先発に合わせてフェローチェから入ります。グラードンを見れるランドロスかサンダーは必ず出てくるので、死に出しで冷凍ビームを連打するためにHP1でもフェローチェは大切に扱います。
【重いポケモン】
ガラルヒヒダルマ
スカーフ持ってるとパーティーが半壊するが何故かあまり選出されませんでした
ゼルネアス
ジオコンを積まれるとオニシズクモのミラーコートかヒードランで気合玉を外すお祈りをするしかない
タスキ剣舞こらえる起死回生やめて
【あとがき】
サンムーンから対戦を始めて5年目で初めて3桁に到達することができてとても嬉しいです。自分は今年で50歳なんですがポケモン史上最高齢の3桁到達者になれたのではないかと思います笑
環境最上位とも何回か対戦もできて楽しかったですが、地力の差を感じたところでもあります。ほんとこのゲーム奥が深いわ…
来シーズン以降もまたいつか記事が書けるように頑張っていきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【データ類】
2年ぐらい前に3ターンぐらい前に見たギルガルドの持ち物を思い出せなかったという老化現象からメモを取って対戦するようになりました笑
今シーズンの対戦履歴をぽけっとふぁんくしょん様の対戦ログ機能を活用して分析に使いましたので後日振り返れるように付表を載せておきます。